サービス概要
従来法とは全く異なる新しい 高感度 in situ ハイブリダイゼーション (ISH)法です。
Thermo Fisher Scientific(旧Affymetrix)社の独自のプローブ設計技術とbranched DNA (bDNA) によるシグナル増幅法により、低いノイズで高感度に ISH を実施します。
2種類の発現遺伝子を同時に検出することも可能です。
非常に短いプローブを用いてハイブリ効率を高めることで、従来法では難しかった 微量なmRNAや分解のあるFFPE(臨床検体)由来のサンプルでも検出できる可能性があります。
本サービスは、株式会社徳島分子病理研究所との業務提携により提供します。
本サービスの特徴
- ノイズが低く、高感度
- ホルマリン固定パラフィン切片(FFPE)でも検出可能
- 蛍光検出・2重染色も可能
- 培養細胞や凍結切片でも検出可能
こんな人にオススメ
- 臨床検体でISHを諦めていた方
- 従来法では微妙な結果で判断に困った方
測定原理
- 2種類の〝Z″プローブがセットで隣合ってターゲットのmRNAにハイブリします。
2. 〝Z″プローブの上に検出の為のBranched DNAが組みあがり標識されます。 Branched DNAに標識された約400倍のアルカリフォスファターゼにより、シグナルが増幅されます。
3. 1つの〝Z″プローブが異なるmRNAに非特異的にハイブリしても、このbDNAが組みあがらないのでシグナルは検出されません。この特徴的なプローブにより特異性が高められています。
仕様
染色例
1. 従来法との比較(マウス各種臓器 VegfA)
2. マウス組織での染色例
※ 従来法で検出できているシグナルは、View RNA ISH でも同様のパターンで検出できます。
※ 従来法では検出できなかったRNA量でも、View RNA では高感度に検出が可能です。
注意事項
本分析を実施の際には、組織に応じたポジティブコントロールの分析を同時に行います。
コントロールで発現が見られているにも関わらず、目的遺伝子の発現が確認されなかった場合には、発現量が検出感度以下であるとして結果を報告いたします。
上記の場合も、分析費用は請求させていただくことになりますので、発現量の低い遺伝子である場合等は、十分にご検討ください。